2016年 対馬遠征鳥見日記


				九州の最北端で、韓国へは約50km。博多港までは、約130kmと韓国に近く国境の島と言われる所以だろう。
対馬は、渡り鳥の飛来・通過の十字路で300種以上の野鳥が記録されているそうだ。
年に一度の鳥見大遠征。まだ見ぬ鳥がいろいろ見られそうで昨年の天売島遠征が終わって直ぐに決めていた。
渡り鳥の見られる時期は、連休前・連休中・連休後に分類されそう。
そんな中で過去の情報からヤマショウビンが見られる確率が高そうな5月9日〜12日の連休後に設定した。
天候は、1日目は曇り。2日目は、1日中雨で時折激しく雨が降った。この雨でヤマショウビンに期待し3日目・4日目と島内を
走り回った。
4日間の走行距離は、537km。レンタカー代は、\25,730-。
これで様子が少し解ったのでまた、もう一度行ってみたい探鳥地No1だ。
今回の遠征鳥見の結果 ライファーは、
アカガシラサギ・シマノジコ・ツシマコゲラ・オウチュウ・シベリアアオジ・マミジロツメナガセキレイ・
シベリアツメナガセキレイ・キマユホオジロの8種類だった。
シマアオジとアカガシラサギの動画
第1日目 2016年5月9日(月)
天候 曇り
行程 名古屋 8:00 ⇒ 9:30 福岡空港 10:10 ⇒ 10:50 対馬空港 11:30 ⇒ 洲藻⇒加志浜⇒尾崎⇒加志浜⇒ 18:00ホテル   (対馬空港からは、レンタカーで移動。)
宿泊場所 ホテル空港イン
記事 レンタカーを借りていざ出発。取敢えず昼食をとコンビニを探しながら洲藻を目指した。しかし、何処まで走ってもコンビニが無い。
そうこうしているうちに細いクネクネと曲がる山道に差し掛かった。
もう、コンビニを探すことを諦めて運転に専念した。途中電線に止まっているブッポウソウを見つけたが、道が狭くて車が止められない。
そして、目的地の洲藻に着いたが何処が何処に鳥が居るのか解らない。すぐに次の加志浜に向かう。やっぱりポイントが解らない。
また、次の尾崎へ。やっぱり解らず、加志浜へ戻ることに。ここで、路肩に車を止められるスペースがあったので車を止めた。
何も解らないが、取敢えずデジスコを担いで田んぼ道歩いた。コサギやアオサギが一斉に飛び出した。そして、その中に赤褐色の鳥を見つけた。
アカガシラサギだった。ラッキーにもたまたま歩いたところが加志浜の探鳥ポイントだった。
ここで・シマノジコ・シマアオジ・キマユホオジロ・シベリアアオジと次々と見つけることが出来た。
結局この日は、昼飯抜きとなったがライファーを5種類も見ることが出来て腹ペコを忘れることが出来た。
対馬の探鳥地地図
対馬
対馬
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アカガシラサギ シマノジコ シマアオジ
この日撮った鳥 カラシラサギ・シマノジコ・キマユホオジロ・シベリアアオジ・ツシマコゲラ・コホウアカ・ シマアオジ
・ノジコ・ブッポウソウの9種類

第2日目 2016年5月10日(火)
天候
行程 8:00ホテル⇒久和⇒内院⇒浅藻⇒内院⇒佐護⇒18:00ホテル
宿泊場所  ホテル空港イン
記事 朝から雨、ホテルで1日ジッとしているわけにいかない。
昨夜ホテルの近くのスーバで食料を買い込んでいたので、それを持って出発。
田んぼなら雨でも大丈夫と出かけたのだが、やっぱりポイントが解らない。
晴れだったらデジスコ担いで歩くのだが、それもできない。
内院の田んぼ道をゆっくり走ると、殆んどの田んぼはまだ田植えの準備ができていない。
1枚だけ水が入った田んぼがあった。そして、そこに鳥が。
マミジロツメナガセキレイだった。他にタイワンハクセキレイも居たのだが飛ばれてしまった。
もっとゆっくり撮りたかったが、雨が激しくなってきたので佐護に移動。
こちらは、もう田植えが始まっていた。そんな田んぼにシギチが集まっていた。
ヒバリシギ・キアシシギ・ソリハシシギだった。
珍鳥は見られず、早めにホテルへ引き上げた。
マミジロツメナガセキレイ
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この日撮った鳥 マミジロツメナガセキレイ・ソリハシシギ・アオアシシギ・タカブシギ・クサシギ・ヒバリシギの6種類

第3日目 2016年5月11日(水)
天候 晴れ
行程 内院⇒加志浜⇒尾崎⇒佐護⇒田の浜
宿泊場所  みなと屋旅館
記事 昨日の雨の分を取り返すべく朝食抜きで朝5時に出発。
先ずは、ツメナガセキレイの撮り直しおと思って内院へ。ところが、昨日の田んぼは田植えの準備でトラクターが入り鳥たちの姿は無かった。
そこの田んぼを避けて歩くと、ツバメの群れの中にアカハラツバメが居た。他にももう一種違うのが居たような気がしたが、飛ぶのが早すぎて写真が撮れない。
突然地面近くを飛んでいたツバメが、舞い上がって高く飛び出した。その群れの中にタカが。アカハラダカだった。
ツバメを諦めて付近を歩くと、またアカガシラサギに出くわした。そして、シマノジコ・キマユホオジロ・ノジコと出会う。
ここは、何処へ行っても珍鳥との出会いが有る。
内院を後にして、また加志浜へ行く。田んぼ道で黒い鳥がヒラヒラと飛んでいた。
さらに尾崎でツメナガセキレイに出会う。後で確認すると頭部の色が違うシベリアツメナガセキレイとわかった。
内院で            加志浜と尾崎
シマノジコ オウチュウ
田の浜
オグロシギ
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この日撮った鳥 アカハラツバメ・シマノジコ・ノジコ・アカハラタカ・キマユホオジロ・オグロシギ・ムナグロ
シベリアツメナガセキレイ・オウチュウ・コホウアカ・ハチクマ・コシアカツバメの12種類
この日のライファーは、2種類。

第4日目 2016年5月12日(木)
天候 晴れ
行程 佐須奈 ⇒ 佐護 ⇒ 田の浜 ⇒ 佐護 ⇒ 対馬空港空港19:25 ⇒ 19:55福岡空港20:30 ⇒ 21:45名古屋空港
記事 遠征最終日。今日の予定は、決まっていない。朝食は、7時からなので何時もと同じに5時に起きて旅館の周りを散歩しながら考えることに。
腹いっぱい朝食を食べて、取敢えずヤマショウビンの出現実績のある佐護へ。コシアカツバメを撮ってまた、田の浜へ。
田の浜でもカメラマンは、誰も居ない。仕方なく加志浜でも行こうと山道を走っていると、双眼鏡で何やら探して居る人に出会った。
この人にヤマショウビンが居ないかと聞いてみると、今朝佐護に出たようだとの話。詳しく場所を聞いて佐護にUターン。
現地へは、10時ごろに到着。10人ほどのカメラマンが山に向かって大砲を並べていた。これで念願のヤマショウビンをゲット出来ると笑いがこみ上げてくる。
様子を聞いてみると、さっきまで出ていたけれど山の方へ飛んで行ったとか。また、そのうち出てくるだろうとの有りがたいお話し。
そして、そのうちが1時間経ち、2時間経った。そのうちカメラマンも一人減り、二人減り。地元の人は、夕方出るかもしれないと帰っていった。
今日は何としてもヤマショウビンをゲットするぞと一人になっても待ち続けた。
とうとう4時まで6時間立ちっぱなしで待ち続けたが、ヤマショウビンは出てくれなかった。
ミサゴ
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この日撮った鳥 ミサゴ・コシアカツバメ・ハチクマの3種類


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